腎臓病は食事の内容が重要になってくる病気

医者

負担を減らす食事療法

家族

腎臓病は薬だけで病気の進行を抑えることが難しく、食事療法と両輪で治療を進めていくことが大切です。早い段階から食事療法を始めれば、腎機能の低下はゆるやかになり、腎不全まで進行することを食い止められます。また、減塩を基本とする腎臓病の食事は健康的な食事であり、調理の工夫をすれば家族とほとんどが変わらないメニューを楽しむこともできます。食事療法では、高血圧や肥満、耐糖能異常や糖尿病の予防・改善も目的にしています。慢性腎臓病(CKD)では、病期(ステージ)によって食事療法の内容が変わります。腎臓病がそれほど進行していないステージ1、2では、塩分を1日6g未満に抑えることと、肥満にならないよう、自分の適性な摂取エネルギー量を計算し、オーバーしないようにします。

これはメタボリックシンドロームを予防するための健康食と共通しています。この段階であれば、家族と同じ食事をすることができます。ステージ3以降になると、塩分の制限と摂取エネルギー量の調節に加え、タンパク質、カリウムの制服が必要になります。ここからは家族と同じ食事をすることが難しくなります。低タンパク食品などの治療用特殊食品も利用して、タンパク摂取量を調節すると、食べる楽しみを減らさずに食事療法を続けることができます。このステージ3で徹底した食事制限を行えば、腎機能を維持することができますが、ステージ4以降になると、長期的な腎機能の維持は難しくなります。いわば、ステージ3が腎機能を維持する最終防衛ライン。ここで食事をしっかり管理することがとても重要です。